*植村直己さん
小学校高学年の頃、子供向けに書かれた植村直己さん関連の本を読んでいました。
大人になり、ここ数年、今度は子供向けではない植村さんの本をいろいろ読むようになり…なんか昔と印象が違った!
ファンになってしまいました。
小学生の私から見た、当時の植村直己さんは超人みたいで、同じ人間とも思えないスゴい人でした。
それから何年か後に冬のマッキンリーで行方不明になられた時にも、超人らしく雄々しく亡くなられたんだろうなーと思ったし、ご本人よりも残された奥様が可哀想でした。
しかし植村直己さんは…けして超人ではなかったことが今はよくわかります。
冒険に関して一種の才能のようなものはお持ちだったようですけど。
それが磨かれたのは、植村さんは何かとてつもなく不器用な人で、当たり前の社会生活はうまくやっていけない、そのエネルギーが冒険の方に向かっていった…そんなイメージなんです。
天才とは突出ではなく欠落だ…とかいう言葉をどこかで聞いたことがありますが、植村さんも「欠落」を感じさせる人です。
素の性格的にも、どこか憶病とも思えるような優しい人で、もちろん冒険となるとスイッチが切り替わっていたのでしょうけど…。
冒険から帰って自宅にいる時の植村さんは、最愛の奥様と一緒にいる幸せを感じつつも、何か虚しさとか、市井の生活への居心地の悪さも感じていたようなのです。そしてまた辺境の地に行かずにはいられなくなり家を出る…そんなことの繰り返しだった様子。
経済的にも、有名人でテレビに出たりしていた割に豊かではなかった。
冒険には莫大なお金がかかり、誠実な植村さんはまず自分の全財産をその都度銀行から引き出してスポンサーに渡してしまい、それからスポンサーに資金を出してもらうというやり方だったため、手元に残るものがなかったのですね。
けして超人ではなく、むしろ普通よりも細やかで優しい感性を持っていらした植村さん、遭難された時はそれはそれは怖かっただろうなあ。
ふつうーーの人みたいに、私みたいに、怖かったはずだと思ったら…泣けた😭
とにかく植村直己さんが愛おしくなってしまって、植村さんの一生とは…とか小むずかしく考え込んだりなどしました。
遭難した時に寄り添っていてあげられたらなあ…いや私は冬山なんぞマッピラゴメンだけど、気持ちの上で寄り添いたかったよぉ😭…とホントにホントに思いました。
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あるるんより